口腔がんについて

わが国では、年間7,000人の人が口腔がんに罹患しており、この数は30年前と比較して、約3倍に増加しています。
この増加率でいくならば、10年後には現在の1.5倍、約1万2000人になると推測されます。

このような状況は、先進国の中では日本だけです。
アメリカやイギリスは国を挙げてがん対策に取り組んでいて、軒並み減少しています。

日本の口腔がんの特徴は、年齢別では70歳代が最も多く、次いで60歳台、50歳代と続き、50歳以上で約8割を占めています。

性別では男性が約6割、女性が4割となっています。

口腔がんを減らすためには、原因の除去と定期的なチェックで予防と、適切な対応で早期発見が大切といえます。
まず、口腔がんの原因として考えられているのが喫煙とアルコールです。
また当然ですが、不摂生は健康の大敵です。
そして、定期的なチェックといえば、やはり、かかりつけ歯科医による検診が有効といえます。

栃木県歯科医師会では、毎年、無料の口腔がん検診を行っています。
昨年・今年の実施結果は以下のようになっています。

実施日 受診者総数 要経過観察 要精密検査
平成23年6月12日(日) 129名 14名 8名
平成24年6月10日(日) 81名 1名 0名

このようにがんの疑いのある方が見つかる場合もあり、早期発見・早期治療が可能となります。
そのように有効な無料の口腔がん検診が毎年6月に東武宇都宮百貨店4階で行われます。
この機会を是非、有効活用してみて下さい。

詳しくは栃木県歯科医師会、または、とちぎ歯の健康センターまでお問合せ下さい。
また、実施時期近くになりましたら、栃木県歯科医師会ホームページでもご案内いたします。

栃木県歯科医師会ホームページURL http://tochigi-da.or.jp/

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