歯の大切さ

佐野市立吉水小学校五年 桒子 ひな子

 健康な生活を送るために、体や心の管理は大切です。病気やけがを予防するのと同じように、歯を守ることも重要です。
 私は、六ヶ月に一回、歯医者さんで定期けんしんを受けています。自分で気がつかないうちにむし歯になっていることがあり、もっとがんばって歯みがきをしなくてはと反省します。
 わたしの兄は、歯のきょう正をしていました。歯ならびが悪くなると、体に様々な影響が出ます。まず骨がゆがみ、肩こりや腰痛が起こることがあります。また、食事がよくかめないことで、消化が不十分になります。思うように食事が取れないことは、体だけでなく、心にも影きょうをおよぼします。食べにくくてストレスがたまったり、食事がおいしく感じられなかったりします。また、食が細くなってしまうかもしれません。このように歯の健康は私たちの日常生活にも影きょうします。
 ところで、私は日本では八〇二〇運動が行われているということを知りました。これは、「八十才になっても二十本以上自分の歯を保とう」という運動だそうです。また、ずっと自分の歯で食べる楽しみを味わえるようにと、願いがこめられていそうです。
 わたしのひいおじいちゃんは、八十九才で亡くなりましたが、最後まで入れ歯が一本もなかったと家族から聞きました。そのため、食事もやわらかいものやかみ切りやすいものではなく、私たちと同じ物を食べていたし、話し方も、話しにくそうにしていることはありませんでした。それに、何よりも元気で、一緒に遊んでくれました。今になって思うのは、それは歯が健康だったからかもしれないと思いました。
 私は歯みがきが苦手で、時々めんどうになってさぼってしまうことがあります。何回か歯をみがかなくても、すぐにむし歯になるなどの影きょうは出ないかもしれません。しかし、ひいおじいちゃんのようにいつまでも心も体もそして歯も元気でいられるように、これからは、歯みがきをもっとがんばらなくてはと思いました。
 歯の健康を守るためには、歯みがきだけではありません。歯みがき粉などにふくまれているフッ素などで歯を守ることも重要です。また、炭酸飲料やジュースなど、砂糖を多くふくむ飲み物をひかえたり、よくかんで食事をしたりすることも大切です。よくかむことでだ液がたくさん分ぴつされ、口の中をきれいにしてくれるそうです。
 今回、歯のえい生についていろいろと調べ分かったことがたくさんありました。今まで以上に歯の健康を考えることで、これから先もずっと心も体も健康に過ごしていきたいと思いました。

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