ご存知ですか? マウスガード―スポーツ歯科医学の入り口―
マウスガードとは、スポーツによって生じる歯やその周囲組織のけがを予防したり、けがによるダメージを軽くしたりする目的で、口の中に装着する軟らかい樹脂で出来た装置をいいます。
世界最古のマウスガードは、英国ロンドンの開業歯科医Woolf Krauseが1892(明治25)年頃にガッタパーチャというゴムに似た樹脂で製作したプロボクサー用の"マウスピース"で、今から110年以上も昔の話になります。
日本では、1925(大正14)年に、歯科医である大久保信一が、英国同様プロボクサー用として製作したのが始まりとされています。
1925(大正14)年当時のボクシング・マウスピース
(大久保信一ら:マウスピースの歯科学的研究より引用)