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「災害時の歯科医療救護に関する災害協定」に関する柴田 勝会長インタビュー

 まもなく、東日本大震災から一年になる、平成24年2月2日に、栃木県歯科医師会と栃木県の間で、震災を教訓に「災害時の歯科医療救護に関する災害協定」が締結された。

【東日本大震災への栃木県歯科医師会の取り組みについて】
 3.11の翌々日には災害対策本部を立ち上げ、救護、身元確認と義援金の応募を行った。そして、福島県から栃木県へ避難された方々にアンケート調査を実施したところ、一番歯ブラシが欲しいことが判ったことから県内の社会福祉協議会を通じて、歯ブラシ4,000本と歯磨剤1,000本を配布した。さらに、郡市歯科医師会が避難された方々に対して口腔ケアを実施した。

【被災地へ身元確認のため歯科医師の派遣と救護のため歯科巡回診療車の運用】
 5月と7月に計8名の会員を被災地の東北地方に派遣した。また、栃木県から歯科巡回診療車「ルリちゃん号」を借用して、これを宮城県の山元町に運び、宮城県歯科医師会や 東北大学歯学部の先生方によって被災者救護を行った。

【栃木県と締結した災害協定の特徴について】
 栃木県歯科医師会が災害時に行う任務には、①救護、②身元確認作業の2つがある。
 特に、口腔のケアを盛り込んでいることは、栃木県独自のものであり、避難された方は、 ストレスによって、かなり免疫が低下し、インフルエンザ、感冒、誤嚥性肺炎などに罹り 易くなるので、しっかりと口腔ケアを行うことにより健康状態の悪化や疾病の予防ができ ることである。

 日頃の心構えや準備がいざという時に役立つものであり、この災害時の協定の様な仕組みがしっかりしていると安心であるというアナウンサーのコメントで放映が終了した。

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