歯周病と生活習慣病について

 歯周病になると歯磨きした時に歯ぐきから出血したり、口臭がしたり、歯と歯の間にものが挟まりやすくなったりします。それらはみな歯を支える歯ぐきが弱って来る症状です。歯と歯を支える歯ぐきの溝(隙間)を歯周ポケットと呼びます。歯周ポケットに歯垢や歯石がたまることで発症します。

 歯周病が進行するとウミが出て来たり、冷たい水がしみるようになったり、朝起きた時に口の中がネバネバする。さらに歯がグラグラするようになると自分の歯を失う事になりかねません。

 では、どうすればよいでしょうか?心を入れ替えて丁寧に磨いて歯周ポケットの汚れを取れば良いのでしょうか?今まで磨けていなかったのですから、自己流の磨き方ではうまく汚れを取る事ができません。しっかり歯医者さんの診察を受けて、今までの磨き方はどこが磨けていなかったのか、どう磨けばきちんと汚れが落とせるのかを指導してもらう事が大切です。自己流のケアは是非見直して下さい。

 歯周病は全身の病気と大きな関わりがあると最近わかってきました。糖尿病は歯周病の悪化に関係があります。喫煙も血管の収縮や白血球機能の低下を起こすので歯周病の悪化に関係します。たばこを吸わない、間食をしないなど規則正しい生活をする事が大切です。歯周病ケアには生活習慣の見直しが欠かせません。

 生活習慣病の見直しは簡単なようでなかなか難しいものです。自分だけで悩まずに是非かかりつけの歯医者さんに相談して見て下さい。

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