開催日時：平成２５年２月２４日（日）　午後２時～４時頃まで
場　　所：道の駅思川「小山評定館
主　　催：（社）小山歯科医師会

 

講演内容

　日本は世界に類を見ない高齢国家であるといわれます。そのような中、食べる機能が低下すると“老人の友”と呼ばれる肺炎が発症する方が増えています。実際2012年の発表では、過去には日本人の死因の４位だった肺炎が３位になり、高齢者が増えていることが理由であろうとされています。また、食べる機能が低下した患者さんに対しては、胃瘻といてお腹に穴をあけて、管から栄養を入れる方法がとられることが多くあります。すぐれた方法ではあるのですが、実際には胃瘻から栄養を取っている患者さんでも、食べる機能を正しく評価してあげることで再び口から食べられるようになる場合もあります。食べる機能の観察の仕方や、リハビリの方法などについて少し専門的な知識を持っていただけるように説明したいと思います。

　以上の内容にて、昨年度の御口演が好評だったので、本年度も日本大学歯学部摂食機能療法学講座 准教授 戸原　玄（とはら　はるか）先生に咀嚼と嚥下障害についてお話頂きます。