元気なはのためにできること

小山市立東城南小学校三年 新村 美音

 問題です。せかいで一番、かんじゃが多いびょう気は何でしょうか。答えは『ししゅうびょう』だそうです。
「わあ、おめでとう。上のはがぬけたね。」
 ねる前に、母がしあげみがきをしてくれたら、はがぬけました。ぬけそうで気になって、きゅう食のからあげがよくかめなかったので、とてもすっきりしました。はがぬけたときは、たくさんちが出たのに、次の日の朝には、ちは止まっていました。かがみで見てみると、口の中にぽっかりと、落としあなが出来ていました。本当に大人のはが生えてくるのか、何だか心ぱいになってきました。
 気になったので、図書館で見つけた『はとはみがきのひみつ』という本で調べてみました。にゅうしの下で、えいきゅうしがせい長していると分かって、ほっとしました。
 今まで口の中のびょう気は、むしばしか知りませんでした。口の中で、しっかりとはをささえている、はぐき。せかい中の人が『ししゅうびょう』というはぐきのびょう気でこまっているなんて、とてもおどろきました。ししゅうびょうがあっかすると、はがぬけてしまう場合があるそうです。せっかく生えてきたえいきゅうしが、ぬけたらどうしようと、こわくなってきました。ししゅうびょうにならないようにするには、しこうをしっかりと、はブラシで落とすことが大切です。これからは、はのためだけではなくて、はぐきのためにも、正しいみがき方をおぼえて、ていねいにすみずみまでみがこうと、決めました。
 はみがきのほかにも、自分で出来ることを発見しました。それは、たくさんかむことです。『カミング三〇』は、一口三十回い上、よくかんで食べよう、といううん動です。よくかむと、八つのいいことがあります。頭文字から『ひみこのはがいーぜ』とよばれているそうです。ひまんのぼう止、味かくの発たつ、言葉の発音がはっきり、のうの発たつ、はのびょう気よぼう、ガンのよぼう、いちょうのはたらきをそくしん、ぜんしんの体力こう上、の八つです。よくかむだけでこんなにいいことがあるなんて、うれしくなりました。
 さっそく、夕ごはんでためしてみました。きゅうりをシャキシャキ、三十回かむまえに、こなごなになりました。いりだいずはザクッポリッ、三十回かんだら、よくすりつぶされて、ペーストみたいになって、のみこみやすくなりました。いろいろなりょう理を一口三十回ずつかむのは、時間がかかりました。でも、いつもよりゆっくりしゅう中して味わったら、食かんや音までおいしくかんじました。
 なれるまでつづけたら、たくさんかむことが当たり前になります。やわらかいものばかりだと、びょう気になってしまうかもしれません。かみごたえのあるものをえらんで、毎日もぐもぐ三十回、しっかりかんではをみがいて、はも体も心もずっと元気でいたいです。

一覧へ戻る

ページの先頭へ

一般社団法人
栃木県歯科医師会

〒320-0047
栃木県宇都宮市一の沢2丁目2番5号
TEL:028-648-0471
FAX:028-648-8149